アスター:★
周年出回りますが、多く出回るのは夏です。ギリシャ語の「星」が名前の由来で、たくさんの色と咲き方があります。花つきも良く丈夫なお花です。
ジニア:★
最盛期は7月ですが夏から秋に出回るお花です。そのポップな可愛さはジニアにしかない魅力があります。別名を百日草と呼び、花色が豊富で八重咲きがほとんどです。同じ品種でも一輪一輪の花色が微妙に違うのが特徴的です。花径が5cmの小輪ものから10cmを超える大輪のものもあります。
リューカデンドロン:★
ピンクッション:★
南アフリカ原産のネイティブフラワー(南半球に自生する花々)の一つです。7cmほど長く伸びた針の様な雄しべが球体状に付き、針山のシルエットが珍しくインパクトがあるお花です。
力強い印象の通り、暑さにも負けず、花持ちは非常に良いお花です。ドライフラワーとしても楽しめます。
カンガルーポー:★
ヒペリカム:★
ケイトウ:★
毛糸やニットのような花の質感は温かみがあり、枝ものや実物と合わせると、秋らしい雰囲気を演出する事ができます。深みのある秋色のイメージが強いケイトウですが、最近は、ミルキーグリーンや、淡いイエロー、ピンクなど、他のお花とあわせやすい品種が増えて、アレンジの幅が広がりました。秋が旬のお花ですが、7月から11月くらいまで市場に出回っています。大変花持ちがよいお花でドライフラワーにもなります。お花の形状は、羽毛のようであったり、鶏のトサカのようであったりと様々です。
パンパスグラス:★
ススキに似たイネ科の植物です。光沢のある長い花穂が特徴で、フレッシュのものと、ドライのものが出回っています。丈の長さは1-1.5Mあり、そのダイナミックな雰囲気がアパレルショップやインテリアショップの秋のディスプレイに人気があります。フレッシュのものは、「穂出しパンパス」とも呼ばれ、まだ穂が出ていない状態のものをナイフでカットし、穂を出したもので8-9月のとても短い期間だけ出回ります。(秋のイメージがありますが9月中旬以降は出回りません。)ドライのものは、穂がふっくらを膨らんだ状態を乾かした物で、自然の色の他に、カラフルな色に染めたものもあります。9-10月頃花市場で出回ります。
ミナヅキ:★
ピラミッドアジサイとも言われるミナヅキ。夏にさくホワイトの花が、紅葉した状態のものが9下旬-10月上旬の短い期間だけ市場に出回ります。
ワックスフラワー:★
蝋(ワックス)の様な質感の小花で、柔らかなグリーンの針葉が特徴で、また丸い蕾も可愛らしいお花です。
ほとんどがオーストラリアからの輸入になりますが、国産も流通していて周年出回ります。品種によっては甘い柑橘系の香りもしますので、飾る場所に注意が必要です。
マリーゴールド:★
明るくビビットな色が魅力的です。まん丸な形も可愛らしく丈夫なお花です。5月ごろから出回りますが、7〜10月が旬のお花です。
コスモス:★
秋の代表的なお花であり、地植えや鉢物のイメージが強いコスモスですが、切り花としても夏から秋に市場に出回ります。季節感を出したいアレンジメントなどにおすすめのお花です。お花の色は、白やピンクの濃淡の他に、キバナコスモスやチョコレートコスモスといった黄色や茶色があります。
ダリア:★
大きく華やかに咲く花の代表格で、色や花形も豊富なことから、非常に人気の高いお花です。秋に咲く花として有名ですが、近年では一年を通して様々なダリアが市場に出回っています。花保ちが良くないため、ウェディングやイベントなど短い時間だけの装花に向いています。ダリアを生けるときには、必要のない葉はなるべく取り除き、水をしっかりと吸水できるように深さのある水に生け、花保ちを良くするためのスプレーをかけるなどの配慮が必要です。
ネリネ(ダイヤモンドリリー):★
光が当たると花びらがキラキラと輝いて見えることから、「ダイヤモンドリリー」という別名がつけられました。秋から春にかけて市場に出回ります。ホワイトや淡いピンクのダイヤモンドリリーはとてもロマンティックな雰囲気を持ちウェディングブーケや髪飾りに最適のお花です。ヒガンバナ(リコリス)と姿が似ていますが異なる品種です。1本の茎に3−5㎝程の花が5輪くらいつきます。
バラ:★★
幾重にも重なる花びらをもつ美しい花です。高級感や存在感があり、アレンジメントのメインになる花材として不動の人気があります。花びらが丸いカップ咲きのバラ、花びらの先がとがった剣咲きのバラ、いくつかの花をつけるスプレー咲きのバラなど様々な種類、品種、色があります。周年で回りますが、初夏の5月~6月と秋の10月~11月が本来の旬の季節です。
フランネルフラワー:★
手触りが毛織物の”フランネル”の質感に似ていることから名付けられたお花です。花径はおよそ3−5cmほどになり、
花弁に見える部分は葉が変形した苞(ホウ)と呼ばれるもので、中央の円形部分がお花です。フェルトの様な温かみのある質感は、ナチュラルで優しい雰囲気でウエディングブーケにも人気です。また、バスケットアレンジメントにもおすすめのお花です。4-6 月 9-11月に出回ります。
アキイロアジサイ:★
本来、「秋色紫陽花」という品種はありませんが、紫陽花の花が夏から秋に枯れていく際に見せる色の変化を表現した言葉であり、アンティークな色合いが人気です。この絶妙なニュアンスカラーは、不思議とどんな花とも相性がよく、アレンジメントをシックでオシャレな雰囲気にまとめます。7月頃から秋にかけて比較的多く市場に出回ります。
キク:★
桜と並ぶ日本の国花です。仏花としてのイメージもありますが、ヨーロッパではアレンジメントに入れる花として人気があります。花もちが非常に良いのも人気の理由の一つです。様々な種類があり、あらゆるシチュエーションにおいて、重宝するお花です。大輪のもの、球体形の種類など咲き方も様々です。自然の中で咲くキクは種類によって開花時期が異なります。夏菊(6月~7月)秋菊(10月~ 11月)寒菊(12月~1月)。切花は一年を通じて出回ります。
カボチャ:★
おもちゃかぼちゃと呼ばれる、観賞用のカボチャです。色も形状も大きさも様々で、直径8−10cmのサイズで250−300円程度で販売されています。また、直径30cm以上の巨大なカボチャもあり”おばけカボチャ”として9月から出回り始めます。ハロウィンのディスプレイはもちろん、秋のディスプレイやアレンジメントに入れて季節感を演出できます。
10月の花
秋らしく過ごしやすい気温になり、切花にとっても良いシーズンになります。
お勧めしたいのはダリアやバラなどのお花です。オレンジ色に色づいた実ものやほんのり色づいた葉など、秋の気分を演出してくれる植物の出回りも増え始めます。四季がある日本の「秋」ならではの豊富な種類の花々を楽しんで頂きたいと思います。
秋の雰囲気が必要ない場合も、ご安心ください。周年出回るお花と秋ならではのお花を合わせると、豊富な種類のお花の中から、お好みの花を選べます。
ハロウィーン(10月31日)
毎年10月31日に行われるお祭りです。もともとは秋の収穫をお祝いし、先祖の霊をお迎えして悪霊を追い払うというお祭りでしたが、最近は仮装イベントのようになっています。
日本では10月のディスプレイとして人気で、9月の末からハロウィンに向けてディスプレイが始まります。色づいた葉やオレンジ色のカボチャが定番で花市場でも大きな「カボチャ」がたくさん出回ります。オレンジ・イエロー・アイボリー・グリーンなどの色合いも形も様々。カボチャは直径10cm程度のものは400円前後、直径15cm程度のものは1200円前後で販売されていて、傷をつけなければ1か月ほどもちます。