

3月の花
陽光桜、東海桜、雅桜、吉野桜など、ホワイトから濃いピンクまで、様々な種類の桜が揃います。桜は、咲いてからすぐに散るわけでは無く、数日楽しむことができます。
東京・銀座では海外のお客様の為に、お店のウィンドウやエントランスに「桜」の生け込みをするお店が多く見られます。
3月中旬までは1.2月同様の春の花々が揃います。
その他に、繊細で美しい「リューココリネ」、スタイリッシュな花姿の「カラー」などもお勧めです。
3月末になると、初夏のお花もほんの少し出回ります。12月からずっと楽しんできた春の花の季節が終わりを迎え、早くも来年の春の訪れが楽しみになります。

3月8日はミモザの日
イタリアでは男性が日頃の感謝を込めて愛する女性にミモザの花を送ります。

3月14日はホワイトデー
花屋さんでお花を買ったことがない男性も、ぜひ愛する女性にお花をプレゼントして頂きたいと思います。



3月3日は「桃の節句」
桃の節句は女の子の節句とされ、2月3日頃の立春から3月3日頃まで、ひな人形や桃の花を飾ります。桃の木は、中国では魔よけや不老長寿の木とされています。また、たくさんの花と実をつける桃は多産を意味し縁起の良い花とされてきました


ルピナス:★
茎の先端に、穂状に咲く可愛いらしいお花です。藤の花に似た小花が下の花から順々に上に向かって咲き進み、産毛を纏った質感の茎と葉はとても柔らかい印象を与え、軽やかな佇まいが、春らしさを演出できる可愛らしい小花です。
水をとても好むため、花瓶いけに向いています。

アマリリス:★
まっすぐに伸びたライトグリーンの太い茎にユリに似た華やかな花を咲かせるアマリリス。ヨーロッパでは、クリスマス時期に大変人気で、アマリリスを欠かさないご家庭も多いそうです。品種によりますが切花市場には11月後半あたりから 4月 位まで出回ります。つぼみの状態で入荷し1週間ほどで 2 輪程度の花を咲かせます。直径 10 cm ほどの花は華やかで、茎も美しく、花保ちも良いので、ショップを飾る花やウェディング装花など、大きめのアレンジメントに向いています。

アイリス:★
ダッチアイリスと呼ばれる品種が一般的で、花びらの付け根に黄色の斑が入るのが特徴です。花菖蒲に似たお花で、和の雰囲気を演出できることから、お正月や新春の花として使用することも多いお花です。開花してからは長く保ちませんが、固いつぼみから開花までは1週間ほど楽しんで頂けます。

フリージア:★★★
茎の先に、弓なりに小花をつける可愛らしいお花です。一重咲きと八重咲きの種類があります。先端に向かって順番に開花していき10日ほど楽しめます。自由で伸びやかなシルエットが特徴で、花持ちも良く、蕾の状態から満開までの変化も楽しめるため、ラインの美しさを活かすディスプレイにもおすすめのお花です。色味によって甘い香りのものやスパイシーな香りのものがあります。白と黄色が多く11月〜3月に出回ります。

リューココリネ:★★★
繊細でしなやか な茎の先に、透明感のある星型の小花を5輪程付けるお花です。独特な香りを持ち、品種によっては甘い香りからスパイシーな香りを楽しめます。軽やかな動きを出したり、メインのお花を引き立てる役割で使用するのがおすすめです。先に咲いた花が終わっても、つぼみも咲いていくので1週間程度は楽しんでいただく事できます。2月から5月に出回ります。

ラナンキュラス:★
春の主役の一つとも言える人気のお花です。何層にもなる薄い花びらが特徴的で、バラよりもソフトで優しい印象を与えてくれます。12月頃から市場に出回り始めますが、 2月頃になると色や咲き方の種類が豊富に揃 い、 4月には出回りが少なくなってしまいます。花径5-10cm位までサイズも様々です。花のもちも大変良く、環境が良ければ2週間程度楽しむことが出来ます。ブーケやアレンジメントを一気に春らしく、可愛らしく演出してくれます。

コデマリ:★
長く弓なりに伸びた細枝に、直径5mmほどの可憐な小花が密集して小さな手毬状になり、ひと枝に溢れんばかりに咲きます。流れる様な枝はとても軽やかで、ボリュームもあります。
枝の先端の花から咲き、やがて満開に咲く変化も印象的です。1週間ほどは楽しめますが、満開後に触れると小花がたくさん散るため、飾る場所には注意が必要です。1月から4月まで出回り、3月が最旬のお花です。

カーネーション:★
丈夫で長持ちし、種類も豊富なため、フラワーギフトに人気の花です。透け感のない、厚みのある花びらで、どこかポップなイメージがあるお花ですが、最近は流行にあわせてシックな色の品種も増えました。お店などで7-10日長く飾りたい時や、長く楽しんで頂きたいフラワーアレンジメントにおすすめのお花です。周年出回りますが、最盛期は3-5月です。

チューリップ:★
可愛らしい花形と、美しいラインの茎と葉を持ち、シンプルに花瓶に生けるだけで絵になるお花です。花瓶に生けるときは全体の長さの1-2割ほどの水の深さで十分です。一日に数センチ伸びるほど成長が早く、暖房の暖かさで花芯が見えるほど大きく花開いたり、横向きに生けても翌日には勢い良く上向きに姿を変えるお花なので、飾る場所と生けるタイミングには計算が必要です。様々な色、形、咲き方があり、11月下旬から 3月 を中心に出回ります。

スイートピー:★★★
名前の如く甘い香りとひらひらと軽くて薄い花びらが特徴のお花です。蝶々のような可憐な花が、下の花から順々に上に向かって咲き進んでいきます。12月〜3月末くらいまで出回る、春を代表する花のひとつです。エネルギッシュな花で、アレンジしたあとに一日で 1 cm 前後伸びることもあります。花束やアレンジメントにいれるとフェミニンな印象になります。カラーバリエーションも豊富で年々美しい品種が増えています。

パンジー:★
ひらひらと薄い繊細な花びらがエレガントな小花です。花弁とその中央部分の色が異なり、独特の配色のものが多く、アレンジメントやブーケのアクセントになります。園芸品種のイメージが強いのですが、近年では茎の長い、切花品種も多くなりました。アレンジメントよりも花瓶いけの方が花の持ちが良く、一番目の花が終わると、次につぼみが花開き2-3週間もちます。1月〜3月にかけて出回ります。

クリスマスローズ:★
ローズといってもバラではなく、キンポウゲ科の植物です。花に見える部分は「花」ではなく「萼片」という部分で、花が長く保っているように見えます。うつむき加減に咲く佇まいが可憐で、シックな色合いが美しいお花です。
2-4月に開花し出回ります。きちんと吸水させないと萎れてしまいます。こまめに切り口を新しくし、花瓶に生けるのがお勧めのお花です。