
最も愛されている花「桜」で目を惹くディスプレイ
国民に最も愛されている花、国を象徴する花を「国花」と呼びます。日本の国花は「桜と菊」です。
桜は日本全国に植えられ愛されている花です。こんなにも多くの国民が、ひとつの種類の花が咲くことを待ち焦がれ、楽しむ国は世界の中でも珍しいそうです。
このページでは人々の心を魅了する「桜」をショップディスプレイやパーティの演出にする場合の情報をご紹介します。
[装花のシーンと場所]
CM撮影・百貨店装花・ブティック装花・レストラン装花・展示会装花・パーティー装花・ウェディング装花・ステージ装花(入社式・入学式・卒業式)



梅・桃・桜の違い
梅桃桜を見分けるにはまず、花弁の形をみます。桜の花びらの先端は割れています。一方、梅の花びらは丸みがあり、桃の花びらの先端は尖っています。
また、桜の幹の表面には横縞と艶があり、枝からお花までの間に緑の「花柄」があることが特徴的です。梅や桃には花柄がなく、枝に直接お花がついています。
咲く順番は梅→桃→桜の順番で、見た目のボリューム感は梅<桃<桜というイメージです。桜は梅・桃よりも種類が多く、華やかに咲く為人気があります。

花柄↓
桜

桃

梅
桜装花の現場風景

お客 様の声
入社式・桜装花
2024
とてもきれいなお花、ありがとうございました。色合いがとてもきれいで社内でも好評でした。
入社式・桜装花
2025
昨日は大変お世話になりました。参加された皆様も綺麗な桜に全員とても満足されておりました。
2月に引き続き今回も本当にありがとうございました。
店舗・桜装花
2025
桜、とても立派だったので、皆、さみしがっておりました。
いただいたお花もスタッフが持ち帰りました😊
お心遣いどうもありがとうございました。
入社式・桜装花
2025
この度は当社入社式のためにとても素敵なお花を手配くださり誠にありがとうございました。
お花のお陰で会場の祝福ムードが増し、式自体の格式も上がったように感じております。搬入から撤去まで、迅速にご対応くださりましたこと重ねて御礼申し上げます。ありがとうございました!
社内イ ベント・桜装花
2025
先日は大変素敵な桜の装飾をありがとうございました。弊社社員からも大変好評で、当日のイベントも大変盛り上がるものとなりました。また、急なお願いにもかかわらず桜の持ち帰りのご対応をしていただき、誠にありがとうございます。お心遣いに感謝申し上げます。
桜の装花
Menu

桜装花の鑑賞時期
私たち花屋は2月から4月上旬まで、様々な種類の桜を扱っていますが、その年の気候や時期によりご用意できる桜の種類は異なります。
桜装花の「花もち」
桜のもちは、気温や空調など「環境」に大きく左右されます。
<蕾の固い桜を生けこんだ場合>
2月~3月上旬の気温が低い時期は、つぼみの状態から7日~10日程度飾ることができます。3月中旬から4月は気温が上昇し、あっという間に開花が進む為、鑑賞期間は5日~7日程度になります。
<5分咲きの桜を生け込んだ場合>
生けたその日から、華やかさを感じていただける状態です。その日のうちに7-8分咲いていきます。2-3日間開催されるイベントにお勧めしたい咲き具合です。
<8分から満開の桜を生け込んだ場合>
豪華と思えるほどたくさんの花を咲かせた状態です。部分的に散り始める花もあります。数時間や1日のイベントにお勧めしたい咲き具合です。
満開になってもすぐに花は散りません。数日楽しんで頂けますが先端から「葉」が伸びはじめます。桜の花が全て散ってしまっても明るい緑の葉が綺麗に見えて廃棄するには惜しいのですが、柔らかい葉を狙って毛虫が出てきますので注意が必要です。

入荷時

生け込み直後(2分咲き)

5日後(満開)

7日後(満開/葉が出てくる)

生け込み直後(蕾)

4日後(満開)
桜の開花調整
桜は、固い蕾の状態で採取されます。花市場で流通する桜のほとんどは、蕾の状態です。桜を仕入れたあと、枝の切り口を割り、皮をむいて水を張ったバケツに入れ、吸水させる作業を「水揚げ」と呼びます。保管の温度・湿度・水の深さ・水温・枝の長さを調整し、蕾がゆっくりと膨らんでいくのを見守ります。このように、お届け日に合わせて咲き具合を調整する作業を「開花調整」と呼びます。計画通りに、植物をコントロールする事はとても難しい事ですが、可能な限りお客様のご要望にお応えできるよう、調整をします。
切花として流通する「桜」の種類と鑑賞時期
時期によりご用意出来る桜の種類は異なります。iconicflowerは、もともと開花時期が早い品種の桜、暖かい地域で採取した桜、冷涼な地域で採取した桜、もともと開花時期が遅い品種の桜を使用時期にあわせて仕入れます。毎年ニュースで流れる「開花宣言」の日にちが異なるように、桜の開花時期と散るまでの期間は、その年の気候により異なりますから、花市場の方との情報交換が必須です。下記は、iconicflowerが生けた桜の品種です。

啓翁桜(1月〜3月)
最も早い時期に出回るのは「啓翁桜(けいおうざくら)」です。冬に切り出し、ハウス(促成室)の中で、切花として出荷する為に温度管理されます。迎春の慶びを演出する桜としてお正月に飾ることもあります。1月から3月上旬まで最も長期間流通する桜の種類で、薄いピンクの小さな花を枝いっぱいにつけます。
シナミザクラを台木にコヒガンザクラをついでできた品種です。東海地方の産地からは「東海桜」として出荷されることもあります。

河津桜(2月後半)
伊豆の「河津桜祭り」で有名な河津桜(カワヅザクラ)。2月という早い時期に開花する早咲きの桜です。カンヒザクラとオオシマザクラの自然交配種と考えられています。啓翁桜に比べて花が大きく、ピンク色もやや濃い色で、花もちも良く、力強さを感じさせる品種です。小さなアレンジメントよりも、枝ぶりを生かした大きめの装花の方が、その素晴らしさを活かすことができます。
横浜緋桜(3月中旬〜)
濃いめのピンクの花で、下向きに咲く横浜緋桜(ヨコハマヒザクラ)。蕾も花も、ピンクの濃さが印象的です。寒緋桜と山桜を交配させて生まれた品種です。3月中旬から出回ります。

陽光桜(3月)
桜の女王と呼ばれる陽光桜(ヨウコウザクラ)。天城吉野(アマギヨシノ)と寒緋桜を交配させて生まれた品種です。濃いめのピンクで大きな花を咲かせます。花もちも良くボリュームもあるので、空間を飾るショップディスプレイに向いています。価格は若干高めですが人気の桜です。
