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モダンスタイルアレンジメントについて

更新日:2021年5月4日


ラウンド、トライアングルと

代表的なクラシックスタイルの

フラワーデザインを

勉強したところで

参加者の生ける

お花の良い点

苦手な点が

見えてきました

見本通りに作るということに

長けている人もいれば

花を素敵に見せることに

長けているひ人もいます

ちょっと

欠けている部分の勉強を重ねれば

もっともっと

上手になるはずです

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今日は

クラシックスタイルを一度はなれて

モダンスタイルの勉強をします

何が

「モダン」ってですか?

ということは考えないでください

勉強をする上での

呼び名のようなものです

ヨーロピアンフラワーデザインの歴史は

クラシックスタイルから始まりますが

浮世絵などどともに

生け花がヨーロッパに伝わり

植生的な雰囲気の

フラワーデザインが生まれます

それを

ここでは

モダンスタイルアレンジメントと

呼んでいます

(オランダの先生にそう習いました)

モダンスタイルアレンジメントには

3つの種類があります

パラレルスタイルアレンジメント

ガーデンスタイルアレンジメント

リニアスタイルアレンジメント

1,モダンスタイルアレンジメントの特徴

幾何学的な形を作り上げる

クラシックスタイルに比べて

モダンスタイルアレンジメントは

植物の育っている様子

=植生的な雰囲気

の表現を大切にします

そのため

(例外もありますが)

基本的には

左右非対称(アシンメトリー)に

デザインされます

植物1本1本の

美しさ・ユニークさを

最大限に生かし

それぞれの種類の植物が

引き立てあうように配置します

植物が育っている様子を

表現するために


「太陽」の光を求めて葉を広げ

伸びていく様子を

イメージしましょう

植物は同じ株から

複数本生えることが多いものです

そのため、モダンスタイルでは

しばしば植物はグルーピングして

アレンジされます

グルーピングとは

同じ種類の植物を

複数本

まとめて使用することです

自然の中で生えている様子を

ベースに再現したアレンジメントを

フェゲタティフと呼びます

しかし

ここで作る

モダンスタイルアレンジメントは

植生的なだけではなく

装飾的な要素を含みます

実際にどう生えているかという様子を

再現してもいいのですが

フラワーデザイナーが思う

架空の自然界を

自由に表現することができます

考えただけで

ワクワクしませんか???

2, 架空の庭

生産者さんのもとで

ある一定の規格にあわせて

栽培され

出荷される「切花」は

自然界の花よりも

まっすぐで長く

虫食い一つありません

そういった植物は

ワイルドさには

欠けますが


それぞれを

よく観察して

どの部分を強調したら

一番魅力的かを考えます

カラーやチューリップであれば

曲線です


女優だとしたら

カーヴィなボディラインが

魅力という事です

枝ものであれば

その枝ぶり

バラは花の部分ももちろんですが

葉や棘が付いた

立ち姿も魅力的です

それらの魅力を

最大限にいかして

フラワーデザイナーが思う

植生的なデザインを

器の中に盛り込みます

3,何を一番見せたいか?

それぞれの植物に

魅力的な部分がありますが

複数種類の花をアレンジする場合は

どのように構成したらよいのでしょうか?

このレッスンは

社員研修(職業訓練)ですから

フローリストとして