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執筆者の写真Yukiko Komaki

トライアングルアレンジメントの練習

更新日:2021年5月4日


トライアングルアレンジメント
トライアングルアレンジメント

18歳のころ

花を学んでいたときに

なかなか上手に作れずに

苦労したのがこの形でした


トライアングル△


三角形のフラワーアレンジメントなんて

見かけることはないし


別に練習しなくても

いいんじゃないかと

思われるかもしれません


しかし

経験上


この形の応用形を

作ることは意外に多いのです


スタンド花

教会の祭壇横の花

壁面の前に飾る片方見の花...


三角形のアレンジメントを

作る機会は少なくても


三角形のバランス感覚が

身についているからこそ

そのバリエーションを作ることができ


バランスのとれた

フリースタイルを

作ることができるのです



1,トライアングルアレンジメントを作ろう!


このレッスンは

社員研修(職業訓練)であって

一般の方を対象にした有料の

フラワー教室ではありません


みんなが

一生懸命働いて稼ぎだした

会社のお金で買うお花だから

あまり贅沢はできないのです


オシャレなお花ではなく

教材として使いやすく

比較的安価な植物を用意します


お花の寿命が尽きるまで

大切に扱って上げてください…



今日は

片方見のトライアングルを作ります

壁面の前に飾るお花です


注意したいのは

真正面しか見ないわけでは

ないという事です


フラワーアレンジメントは

斜め横からも

正面からも

遠くからも

近くからも

見られます


どの方向から見ても

美しくなるように

見る方の目線で

制作するように

心がけましょう



まず、トップになる花1本を挿します。

まっすぐな茎を選びましょう


つぎに

二等辺三角形の

底辺の角になる花を

左右それぞれ1本づつ挿します


この段階で二等辺三角形の

3つの点が

できましたか???


平面ではなく

立体的な形にしますので


底辺の2点の中間地点であり

アレンジメントの正面になる部分に

1本の花を挿します


アレンジメントを真上から見たときに

三角形の3つの角に

お花が配置されていますか??


つぎに

この4本の花と花を結ぶ

輪郭上に花を配置します


作り上げたい形の

輪郭上に配置することを

「アウトラインを作る」という

言い方をします


ラウンド・トライアングル・サークルなど

幾何学的な形の

フラワーアレンジメントを制作する場合は


まず先に

「アウトライン」を作ってから

その輪郭の中に

花を埋めていくように

アレンジメントを作ると簡単です


トライアングルの輪郭は

左右対称の形にしなくてはいけません


算数で習った

「二等辺三角形」のことを

思い出してください


アレンジメントの形だけでなく

花の量も種類も

なるべく左右が同じようになるように

配置します


1本1本

どこに挿すかを考えると

時間がかかりますから


左に花を挿したら

右の同じ場所に挿す


という挿し方を繰り返せば

左右対称になりやすいです



2,立体は難しい


個体差がある植物を

思う形に挿すことも

簡単ではないのですが


そもそも

作りたい形の理解が

トライアングルの場合は

難しいようです


正面からみた形は△


それは分かるとして

ななめ横から見たらどうなるか????

棒をだしてきて

アレンジメントにあてながら

詳しく説明します


三角形の先端部分の

花の配置は難しいので

は若干小ぶりな花で

茎がまっすぐで挿しやすいものを使うと

挿しやすいです


片方見ではありますが

背面にお花がないと

奥行き感がまったくなく

見た目が不自然なため

15度程度後ろ側(背面側)

にもお花をいけます


左側と右側と上から見た場合

それぞれ同じような雰囲気に

花が配置されていることが大切です


同じような雰囲気とは

花の配色

花と花の凹凸

花の密度

種類別の花の本数

ふっくらとした雰囲気なのか

それとも尖った雰囲気なのか


様々な要素の

ぱっと見の雰囲気が

同じようであることで

違和感のない

アレンジメントに仕上がります


難しかったようですが

面白くもあるようで


社員研修2回目は

なかなか盛り上がりました


頑張ってください!





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